第9回日本ボツリヌス治療学会学術大会 ご挨拶
この度、第9回日本ボツリヌス治療学会学術大会を開催させて頂くことになり、誠に光栄に存じます。今回は、パンデミックの収束を見通して東京での現地開催を予定しますが、万一情勢が変化した場合には、ご参加の方々の安全を第一に考え、臨機応変に対応して参りますので、ご理解とご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。
今回の学術大会では、「安心の未来に向けて ―長期予後を考えるー」を主題に掲げました。ボツリヌス治療の適応疾患の多くは、長期間の治療を必要とする難病や慢性疾患です。各分野のシンポジウムでは、治療アルゴリズムの中のボツリヌス治療のあり方、ボツリヌス治療は長期予後をどう変えたか、長期予後への影響因子とその対策、さらには未来に向けての治療戦略などを闊達に論議して頂く予定です。
また、毎年好評のスキルアップレクチャでは、各分野のエキスパートの先生方から、匠の技を伝授して頂く予定です。その他、招待講演、「ボツリヌス治療後の訓練はどう変えるべきか」のシンポジウム、ボツリヌス治療の新たな可能性についての教育講演なども予定しております。
久しぶりの現地開催を予定しておりますので、多くの各科医師および多職種の方々が有意義かつ豊富に情報交換されることとご拝察します。明日からの診療・訓練の向上にお役立てできる学術大会になりますよう鋭意努力する所存ですので、是非多数の皆様のご参加を心からお願い申し上げます。
2022年3月吉日
第9回日本ボツリヌス治療学会学術大会
大会長 根津 敦夫
横浜医療福祉センター港南